ハート形の庭

ゲームの経験、ゲームレイダー

モバイルゲーム市場規模は急速に拡大しており

 コロプラとACCESSPORTは,既報のとおり,コロプラが開発したスマートフォンアプリ「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」(iPhone / Android)を,2014年3月より中国の主要Androidアプリ配信チャネルにて,配信を開始する。日本でも人気のコロプラが,成長の期待される 中国市場に進出することについては「ふーん」と納得する人が多いと思うのだが,そこに介在するACCESSPORTという会社については社名も聞いたこと がないという人も多いのではないだろうか。

 ACCESSPORTは,PCブラウザゲームプラットフォーム「aima」運営のほ か,Android向けアプリの開発,海外のPC/スマホゲームの日本向けパブリッシングなどを展開しており,中国市場においては,日本製スマホアプリの パブリッシング事業を展開する。その中でも今回のコロプラとの取り組みは,日本におけるヒットタイトルが,中国市場でどのような動向を見せるのかという点 で,注目が集まるところだろう。

 そこで今回,4Gamerでは,ACCESSPORT ゲーム・動画事業部 中国事業開発チーム マネージャー 横田冬子氏に,今回の「魔法使いと黒猫のウィズ」の事例を含めた,同社の中国展開に関する話を聞いてみた。

  中国における,モバイルゲーム市場規模は急速に拡大しており,2013年の成長率は前年比371.1%,2013年上半期のモバイルオンラインゲームプレ イヤー数は,1.71億人に到達した。この傾向は継続し,2014年には日本円にして2856億円の市場規模となる見込みで,横田氏によれば,今や中国市 場におけるスマホネイティブアプリ1タイトルあたりの売上高は,日本と同等かそれ以上となっており,日本のゲーム関連企業からの関心が非常に高まっている という。